今、メスティソ・シーンを牽引する、バスクをいや、ヨーロッパを代表するバンド、エスネ・ベルサ。彼らが2015年にリリースしたアルバム「ESNA」は内容はもちろんだが、その発売形態も注目された。まずは2枚組の1枚目のみのリリースで、2枚目は後日発売。何とも焦らしてくれたわけだ、エスネ・ベルサは！2016年の5月発売予定と言うアナウンスから遅れること数ヶ月、漸く2枚目を紹介できる日がやってきた！！1枚目の「ESNA」同様、これまでに無いポップな表現を見せながらも、彼ららしさは失われていない進化を感じ取れる仕上がり。バルカン・ブラスの象徴、ファンファーレ・チョカリーアをフューチャーしているのは凄いな。それ以外には同郷のレゲエ・クルー、バッド・サウンド・システムに人気急上昇中のグラウコマ。そして元々は通信手段として使われていたバスクの伝統楽器、チャラパルタを操るオレカTXらが参加。その勢いは止まる気配を全く感じさせない。この先も彼らがこのシーンの最前線を切り開くことを確信させられるはずだ、この「ESNA」で！
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