トリニダード・トバゴ出身のカリプソニアン、シャドウ a.k.a. ウィンストン・ベイリー。70年代初頭から活動を開始し、74年には年に一度のカリプソ・コンテスト「ロード・マーチ」で優勝も果たした実力者だ。そんな彼が84年にリリースしたカリプソ／ソカのシーンにて異彩を放つウワサの一枚、所謂、問題作と言うヤツが再発！チープなエレクトロ・サウンド、スペイシーなアレンジ。なんとカリプソにディスコやブギーの要素を取り入れ、これまでのそのイメージをぶち壊す革命を起こそうとしたのだ。それはカリプソの新潮流を作るかに思えたが、、 当時の感覚では早すぎた。まぁ、これがカリプソのシーンに投下されたと思うとその反応は当たり前、かな。そして発売から30年余経った今、世界は漸く追いついた。今の感覚で言えば絶妙なトロピカル・ディスコ。アナログ・アフリカの仕事は今作も抜群の審美眼冴え渡るナイスなリィシューだ！
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