カリンボーをルーツとするブラジル北部ベレン発祥の大衆音楽、ギタハーダ。そのシーンの象徴的な存在と言えるのがメストレ・ヴィエイラだ。元々はカリンボ―の象徴、ヴェリケッチや王様、ピンドゥーカのバンドで活躍していたと言う。その後、ギターをメインにした、所謂、インストナンバーのランバダ=ギタハーダを当地にて流行らせた立役者。本作はそんな氏が2010年にリリースしたアルバム。ペルーのチーチャにも似た、ギター・サウンドとカリブ風味のリズムに祝祭と郷愁のメロディは妄想を膨らませるには充分すぎる雑食性を感じさす。シンプルだけどノリは最高、土地の匂いを運ぶリアル大衆音楽。流石、ベテラーノ。この垢抜けてなさがクセになる。
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