英国の民族音楽学者、ヒュー・トレイシー。南部から中央アフリカの様々な部族の音楽を蒐集し、フィールド録音シリーズとして世に送り出した彼の「Origins of Guitar Music, in Southern Congo and Northern Zambia: 1950, '51, '52, '57, '58」が選りすぐりの楽曲をチョイスしてアナログ盤として登場。当時、アフリカはポピュラー楽器としてギターが定着したばかりの頃。当地の伝統的な弦楽器の要領をギター演奏に応用し、産まれた独特なユニークな奏法は今のこの時代にも新鮮に聴こえる。生々しく臨場感あるスリリングな録音が、更にそれを際立てる。素朴でありながら、その奥には積み上げた歴史、伝統と言う何よりも勝る説得力。これはヤバい、持って行かれる。ミニマルなテクノを聴いてる観たk。改めて人間の力の凄さを感じる一枚。涙が出そう。
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