ペルー音楽の深部を紹介する英国のレーベル「タイガーズ・ミルク」。チーチャ、トロピカル・ミュージックにスポットを当てた第一弾。そしてサイケ・ロックやファンクを集めた第二弾。待望の第三弾はアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージックに焦点。エレクトロ・クンビアをいち早く紹介したアルゼンチンのレーベル、ZZKの初期作品のような手探りな感じ、と言うか、絶妙な垢抜けなさ。トロピカル・ベース？エレクトロ・クンビア？いやいや、これはどこにも属している様で属さない新たなラテン音楽のヴェクトル。隙間をすり抜け根を張り巡らせる音楽の進化を垣間見る。
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