プロデューサーとして数多くの作品やアーティストを手掛け、国内外から高い評価を得る井出靖氏。肩書きはそれだけに留まらず、DJにレーベル主宰からアーティストのマネイジメントにセレクト・ショップ・オーナーなどなど。またプロデュースワークと並行して自身のオリジナル作品もコンスタントにリリースし、多くの名作を残している。本作はその名作に数えられる内の一つ。世界的にも高く評価されたジャマイカのレジェンド、ケン・ブースとU-ROY をフューチャーした、ビル・ウィザーズの「エイント・ノー・サンシャイン」のカヴァーと、96年にリリースされたダブ、ナイヤビンギ、トリップホップ、、様々なジャンルをクロスオーヴァーしながら氏のフィールドに着地させた、まさに井出靖氏を感じる一曲、「Border Town」の7インチ。カップリングのチョイスから流石の一枚。発売から両曲ともに20年ほど経過しているがけして古くない。その時とはとはまた違う味を醸し出している。そう、これは熟成する音楽。生命ある音楽。1
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