当店ユーザーの方には馴染みが薄いかもしれないが、ブラジル音楽を語る上で外すことの出来ない存在の、カエターノ・ヴェローゾが、今、ブラジルの音楽シーンで最も重要な人物と賛辞を贈るサンパウロのラッパー、CRIOLO。これまではヒップホップの土俵で勝負していた彼が、なんと本作ではルーツ・サンバに挑戦！ファヴェーラ＝スラム街で育った彼に取ってサンバはヒップホップ同様、最早、その血に流れている音楽なのだろう。ラッパーと言われなければ分からないくらいに違和感がない。そして何より気持ちが良くて、何度も繰り返し聴きたくなる。熟成を感じさせる、実に味わい深い内容。耳にする時間、季節、気候に天気、、、きっと色んな表情を見せてくれるナマの、リアルな音。いい作品です。
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