90年代後半から2000年代にかけ、世界中の音楽好きの目を釘付けにしていた街、バルセロナ。その目線の先にあったのが、この街で産まれた所謂、混血音楽だ。その象徴と言うべき存在が彼ら、Dusminguet 。本作は98年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。98年と言えば同じくバルセロナを拠点に活動するスーパースター、Manu Chao のソロデビューと同じ年。この2枚が同じ年にリリースされていたって、、改めて凄いことだと思った。で、このアルバム、いつ聴いても新鮮さを失わない。年を取らないまるでお化け見たいなアルバムなのだ。良いものはいつだって良い、当たり前だけど。しかも当時には聴こえなかった部分も含め、改めてこの作品の凄さに気付かされた。この狂った音楽的カオスをまとめ、一つにした実力、センス。一音先に胸躍る、一瞬たりとも気が抜けない。やはりこれはメスティーソの記念すべき第一歩目であり象徴的なアルバムなんだと、納得。懐かしいではなく、今なお生き続ける進行形のアルバム。奇跡の一枚、これ早過ぎたな、、
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