齢73歳にして現役。ガーナのハイライフ・レジェンド、Gyedu-Blay AMbolley。彼の通算31枚目のアルバム。15歳の時にヴォーカリストとしてキャリアをスタート。ヴォーカルだけでなくサックス奏者、ギタリストとしても才能を示す、マルチプレイヤーとしても有名だとか。特筆すべきは彼のヴォーカルスタイル。一聴で刻まれるJBばりのパンチあるバリトン・ヴォイス。また1973年に世界初のラップ・レコーディングを行った人物とも言われているそのオリジナルなスタイル。ラップ、アフロ・ファンク、ブルース、ソウル、ジャズにディスコなどを伝統のハイライフとミックスし、ファンキー・ハイライフを発明。本作もその野性味溢れる路線を継承し、アフリカ的な価値観でハイライフを追求。しっかりとした伝統のもと様々なニューに挑戦した野心的なアルバムと言えるだろう。音楽的好奇心はそのニューに惹かれてしまうのは周知の事実。軽快で有りヘヴィでワイルド、ファンキー・ハイライフは未だ最前線で進化中。因にタイトルは彼の産まれた住所だとか。ジャケ写には彼の清家も移っているらしいです。
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