コート・ジボワール出身の女性シンガー、Dobet Gnahore。彼女の最新作が米国から世界の音楽を紹介するレーベル、Cumbancha よりリリース。なんとこのレーベル自体、2年ぶりのリリースとか。コロナ禍を機に拠点としていたフランスから故郷コート・ジボワールに戻った彼女。現地のミュージシャンたちと共に作り上げた本作。多幸感に溢れる、心が軽くなるポジティブな内容に惹かれた。アフリカ人のビッグ・ハート。暖かさ、優しさが琴線に触れ、目頭が熱くなる瞬間も。世界が混乱する現状を鑑みる一枚、と言えるだろう。程よいエレクトリックサウンド、アフリカ、コート・ジボワールの訛のハイブリッド具合はもちろん、ダンス音楽としてフロア対応もバッチリ。「一つになれる音楽」これはまさに『今』必要とされるもの、ではないだろうか。Cumbancha クオリティの良いアルバムだ。
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