再入荷！私もお世話になりました。異型レゲエMIX ジリーズ「Strictly Rockers」の首謀者。そして近年ではピーチ岩崎、Daddy Kan 氏のMix CD に自身によるSide-C Classics のシリーズで知られるNorio Shimizu a.k.a. Noolio 氏主催のARRROUND Wicked Maker から初のアナログ盤が発売！！

2017年にレゲエ・シンガー、asuka ando がリリースした「あまいひとくち」を基に、トロンボーンをフィーチャーしたインスト・ヴァージョン、ダブワイズ、ディスコミックスと形を変え再登場。一度聴いたら耳から離れない、思わずサビを口ずさんじゃってる名曲がどう料理されたのか。まずは、トロンボーン・プレイヤー、Ken Ken 氏によるA1。（僕には）リコ・ロドリゲスを目に浮かばせる暖かく優しさに溢れ、包み込んでくれるような心地よいトロンボーンがこの曲の持つ雰囲気、イメージにぴったり。そして A2。Ichihashi Dubwise 氏のリー・ペリーとヴィン・ゴードンの元ネタ（リディム）に対するリスペクト＝挑戦を存分に感じるマッドなダブを収録。B1 は良曲を長尺じっくりと楽しめるDiscomix を収録。Discomix とはレゲエの録音物にはよくあるスタイルで、ダンス向けの尺の長いヴァージョン。前半は歌、後半はダブというスタイルが一般的、ですかね。10インチというフォーマットを活かし、レゲエ・カルチャーの一つのスタイルである形態をここに持ってくる拘りに美学を感じる。そしておまけのMix CD がまた凄い。ベイスライン「ツッテッツテッテ」をレゲエで言う、Riddim (オケ) と捉え、そのベイスライン曲のみで選曲。スタジオでミュージシャンが「ツッテッツテッテ」なんて言ってコミュ二ケーションしている姿が目に浮かんだり、このベイスラインの沼にズブっと飲まれて思わずクスッと笑えたw　『また来た』みたいなw でもいい感じで入ってくるんだよな。と、これまた拘りと偏愛、そしてこの感覚にユーモアは最高としか言いようがない。この面子にしかできない愛と笑いに溢れた一枚に東京を感じた。夜居で培ったセンスを存分に発揮したNoolio 氏によるさすがのディレクション。この場をお借りして、Noolio くん、リリースおめでとう！！

Side A

• 01.Amai Hit Kouchie
• 02.Amai Hit Kouchie No Dub

Side B

• 01.Disco Mix