昨年末にリリースされ、届くのを心待ちにしていた一枚が遂に到着！！お待たせしました。メキシコ・シティのソニデロ、Grupo Kual？ のLP が入荷。リリースは彼らの7インチもリリース。昨年の大ヒット作「Turbo Sonidero / Lowrider Kumbia」 もリリースしたカリフォルニアのレーベル、Discos Rolas から。先にも触れた7インチリリース時にレーベルからアルバム制作中と聞き、まだかまだかと楽しみにしていました。あれから2年の月日が経ち漸くリリース。メキシコの歌姫的存在、Lila Downs にサイケデリックでロックな独自のクンビアを創造するSonido Gallo Negro、同じくソニデラ・グループからSonido La Changa、同じくメキシコ・シティのクンビア・ユニット、Digital Charanga らが参加。数多くのゲストが参加する本作、中でも興味深かったのがメキシコのスカ・パンク・バンド、Sexta Core のフィーチャー。A4 のアゲアゲ、ロックラティーノチューンは彼らとの共演によるもの。なるほどね。これ、ソニデラというカルチャーの一面を垣間見るトピックスではないでしょうか。それともう一つ。同じメキシコ出身のアーティストのフィーチャーが目立つ本作。こういう仲間意識というかフックアップする姿勢。メキシコに住むマイメン、Re から聞きましたがこれもこのカルチャーの特徴でしょう。ま、その逆にライバル同士のやり合いはだいぶ激しいみたいだけど。当たり前か！？琴線に触れるクンビアという民謡のメロディの美しさと、野暮なアレンジに音色の組み合わせにバランスは黄金比と言うべきもの。おきまりのMC にサンプリングネタ。ソニデラの面白さ、魅力を抽出しきった濃厚極まりない胸焼け必至、ローカルな匂いプンプンの一枚。一度ハマると抜け出せないソニデラ沼。兎に角、事件と言えるくらい凄い作品がレコードでリリースされた。これは一家に一枚置くべきやつ。これがソニデラ。DIscos Rolas の文化を伝える仕事にビッグリスペクト！！
Lado A
Lado B
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