2018年も沢山の素晴らしい音楽と出会うことが出来ました。
と言う訳で、今年もそれを振り返ってベスト10的なものをやってみたいと思います。昨年も同じことを言いましたが、ここに入っていない作品も素晴らしいものばかりで基本、当店のカタログに並んだものに順位なんてつけることができないのですが、その中でも特に印象深かったり思い出深いもの、そして今後の展開などに繋がるものと言うことで選んでみました。
それでは2018年の心のベスト10はこちら!!
1.Various / GALLETAS CALIENTES RECORDS PRESENT PALENQUE RECORDS AFROCOLOMBIA REMIX VOL.2
Various / GALLETAS CALIENTES RECORDS PRESENT PALENQUE RECORDS AFROCOLOMBIA REMIX VOL.2 待望の続編は前作を上回る期待以上の素晴らしい内容でした。Afrocolombia 音楽のリミックス集。クンビア、アフロラテン、トロピカルといったキイワードにひっかかる方は Galletas Calientes Records の仕事はマストチェックと言えるでしょう。DJ でも良くかけてます。
2.Nu-Folk Revbel Alliance / Tributo to The Clash
衝撃のカヴァー!Gogol Bordello のメンバーとしても活躍するPdrito とLeo Minmumtek によるプロジェクト。The Clash の名曲を南米フォルクローレ・スタイルで再演したパンクなスピリットとClash への愛とリスペクトに溢れた一枚。今後の活動にも注目&期待!!
3.EKD / X Island Blues
フロム三津浜、EKD が6年ぶりにリリースした5枚目のアルバム。勇気ある決断が産んだ一枚はロホ・レガロ、PICO さん曰く「2度目の初期衝動」。更なる進化を期待します。
5.Escarioka / Pachahuaska
NY を拠点に活動するPSYCHOTROPIKAL ROCKERS こと、Escariokaの2枚目のアルバム。南米の伝統音楽とロック、パンクなスピリットをミックスしたアゲアゲポジティブサウンド!チコ・トゥルヒーヨが好きな人には是非聴いて欲しい次の時代を切り開くラテン・ニュー・ダンス音楽。
6.VA/ANTILLES MECHANT BATEAU
このセレクトは凄い!名演の数々に衝撃を受けました。熟成された60年代のビギンにグォッカの素晴らしさに目眩が、、そして曲が進むにつれ息をするのも忘れる位のめり込み、この選曲とアルバムが持つグルーブに殺されるかと思った。そして素晴らしい妄想も膨らみました。既に名作と言って良いでしょう、これは。
7.Doctor Nativo / Guatemaya
先にTropical Diaspora Records からリリースされた7インチが非常に素晴らしかった、グアテマラのシンガー、Doctor Nativo のアルバム。マヤのカルチャーのスピリットを注入した中南米進行形伝統音楽。フォルクローレの進化の形。心の深い所に響く彼の唄からはマヌやボブに似た臭いを感じた。
8.Descarrilao / Grupo Descarrilao
NY を拠点にするサルサ・ロック・バンド、Descarrilao のデビュー作。ボブ・マーレイのI Shot The Sheriff をサルサでカヴァーするなど実験精神に富んだ内容。NY ならではの都会的な音とディアスポラたちによる生々しいラテン音楽からは熱い夢を感じた。 Banderas と一緒にやって欲しいなぁ、なんて。