再々入荷！前作から3年。スペインはグラナダの Eskorzo (エスコルソ）が待望の最新作をリリース。これが実に素晴らしい、会心の出来という内容なのだ。お祭りパチャンガからクンビアロックなどこの手の王道でありながら、突き抜けたソリッドな音が実に気持ち良く、新鮮な風を運んでくれる。ヴォーカル、Tony Moreno の歌声はまさに神から与えられた才能というもの。その天性が歌い上げる泣きにアゲ、ラテンのメロディ。5曲目にはAmpatranoia が参加、そして10曲目は The Clash の Guns Of Brixton をクンビアヴァーカヴァー。外し無しとはこういう作品のことを言うのだろう。直球ど真ん中勝負、野暮な駆け引きは一切なし。キャリア20年オーヴァーの貫禄と熟成。2010年代のシーンを代表する一枚と言っても良いのかもしれない。それだけの傑作、今作には辿り着いた感がある。
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