今や、世界各地の音楽をリィシューするレーベルとして不動の地位を築いたと言えるAnalog Africa。待望の新作は、ペルー出身のシンガー、バンドリーダー、そしてレコードレーベルのオーナー／起業家としての顔も持つ、Raul Llerena Vasquez 率いる、Ranil Y Su Conjunto Tropical のLP。元々は学校教師として働いていたと言う彼。アマゾン川流域のブラジルの街、ベレンの音楽カリンボーや、ラジオで聴いたコロンビアのクンビアに影響を受け、独自のアマゾンの音を形成して行く。サイケデリックな歪んだエレキギターや、ロックンロールの躍動するエナジーも取り入れながら。結果、魅惑のクンビア・アマゾニカが誕生したという訳だ。また彼は首都のリマではなく、地元のイキトスに根を張り活動を続けていたため、この音楽は大きく広がることなく、ミステリアスであり続け、一部の愛好家の間に留まっていたとか。その扉をAnalog Africa がこじ開けた！本人から受け取ったオリジナルLP に数曲を加え全14曲を収録した本作。アマゾンのクンビアの源流は一度、試したら忘れられない程の中毒性だ！今作も素晴らしすぎる仕事。Analog Africa の仕事に抜かり一切なし！！
lado A
Lado B
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