故ピーター・トッシュの後継者と呼ばれるラスタ・アーティスト、アンソニー・ビー。幼少の頃に憧れたピーター・トッシュから多大な影響を受け、キャリアをスタートさせた彼が2005年にリリースした本作は隠れた名盤とでも呼ぼうか。リリース時、某HMVレゲエバイヤーを担当していたけど全然売れなかったんだよなぁ、、内容は最高なんだけど渋すぎたのかな、当時には。本作のホットトピックと言えば9曲目のスカ・チューンになるだろう。この曲、2007年のフェルミン・ムグルサ・アフロ・バスク・ファイア・ブリゲイドの鍵盤奏者が僕が来日公演でかけた時に、嬉しそうに最前列でニコニコ聞いてくれていたのが個人的に思い出深い。程よいテンションでグッとくるデジタル・スカ・チューンは、今聞いても新鮮さを失っていない。それ以外にもアスワドのウォーリアー・チャージネタのステッパー・チューン、7曲目などは今、またフレッシュ、だと思う。これは埋もれさせたくないんだよね、良い作品だもの。
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