苦節一年。ロストバゲッジを乗り越え漸く入荷!これを聴いた時の興奮は未だ忘れることができない。様々な別名を持ち、LAを拠点に活動するGABRIEL REYES-WHITTAKERによる蕩けるようなボレロ集。所謂、ラテン音楽のバラード、ボレロをオーバーハイム・シンセサイザーだけで奏でた本作。まるでダブワイズされたかのような音色、シンプルな構成だからこそ際立つ言わずもがな美しいメロディ。これ以上ないベストマッチが作り出す極上な世界感は時間をも忘れさす。まさに「引きの美学」とはこのこと。それはダブとも共通する。そして和の美学とも。様々な世界観を内包する奥深さこの上ない一枚だったりするのかも。あぁ、この音の波でいつまでもぷかぷかと浮かんでいたい。
SIde A
Side B
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