カタルーニャはバルセロナ県タラサのバンド、LA CARRAU。97年から活動を開始。当地のトラッド・ミュージックを下敷きに様々な音楽要素を取り入れた所謂、バルセロナ混血サウンドを聴かせてくれる彼ら。本作は2002年にリリースされた2作目となるアルバム。行き先不明なスリリングな展開と溢れる遊び心に、当時は不安を感じたりもしたが、今聴くとなるほど。そこがキモだった訳だと言うのがよく分かる。トラッド・ミュージックの未来をクリエイトしたサウンドは、今聴いてもけして古さを感じさせない。祝祭の旋律とリズムが誰をも幸せにすること必至。これはもう時代を越える名作と言って良いのかもしれない。それくらい豊潤な一枚。
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