90年代の後半から2000年代にかけ、バルセロナのミュージックシーンが世界を席巻していた頃、その最前線にいたのが彼ら、DUSMINGUET。残念ながら2004年にメンバーの事故死をきっかけに活動休止。10年に満たない活動期間の中で、3枚のアルバムを残し、そのどれもが傑作と呼ぶに相応しい。ヴォーカル、アコーディオンを担当していた Joan Garriga はこの後、La Troba Kung-Fu を結成し、現在ではマヌのバックでも演奏している。本作はそんな彼らが2001年にリリースした2枚目のアルバム。これほどまでに様々な音楽性を感じさせる、豊潤な音楽が他にあるだろうか。アラブ、地中海、欧州、カリブ、南米にアフリカと全部のせスタイル。多彩な音楽文化がこの一枚の中にあるのだ。これってほんとに凄い。そしてその全てがカッコいいって、もう奇跡としか言い様がない。兎に角、次に何が飛び出してくるのか楽しみで仕方がない。一音先にドキドキする。初めてこのアルバムを聴いた時に感じたあの熱量は今でも生き続けている。スリリングでいつまでもフレッシュ。まさにバルセロナ混血音楽の金字塔。何時何時聴いても本当に素晴らしい!!
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