2017年に見事、復活したバルセロナ・メスティソ・ミュージック・シーンのレジェンド的バンド、アンパラノイア。その後、アルバムのリリースに国際的なツアーで、世界を飛び回っていたバンドの絶対的アイコンである、アンパロ・サンチェスが自伝を発表していたのはご存知だろうか?僕もこれは初耳で、昨年3月の時点で第3版が出版。現地では話題の一冊になっていそうなその自伝のサントラがこちら。彼女自身、久々のソロ作。歌とギター、彼女の言霊を伝えるベストな構成で、マノ・ネグラのMala Vida、ロス・ロボスのLa Pistola Y El Corazon、チリの音楽家、ヌエバ・カンシオン運動の先駆者であるヴィオレタ・パラのGracias A La Vida など全10曲のカヴァーアルバム。間違いない選曲。自伝を読みながら聴いて、その心理に触れてみたいところだが、音楽、アルバム単体としても実に重みがあり、こころの奥深くに響く説得力ある美しい内容に胸が締め付けられる。
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