英国のレーベル、MR.BONGO のブラジル音源リィシュー・シリーズ。このシリーズ、はっきり言って全部良いんです。痒いところに手が届いた選曲は、流石の一言。その中から、今、discos PAPKIN がプッシュするのは、という視点でいくつか厳選セレクトして御紹介。先に、紹介したランバダ、Magalhaes に続いてはこちらです。アフロ・ブラジリアン・シンガー、Noriel Vilela がテネシー・アーニー・フォードのヒット曲、16 Tons のカヴァーを収録したSide A。ロックンロールの名曲として知られる原曲をサンバのフォーマットに落とし込む名アレンジが炸裂。バリトンヴォイスが大人の雰囲気を醸し出し、超クール。そしてSide B はJuca Chaves によるTake Me Back To Piaui を収録。ビッグバンドスタイルでゴージャスなアレンジのサンバロックは粋で洒落てる。西欧のカルチャーにも通用するモダン解釈なサンバロックにスポットを当てた7インチ。これもMR.BONGO のセンスにコンセプト力がキラリと光るナイスな仕事。

Side A

• 01.NoRIel Vilela/16 Tons

SIde B

• 01.Juca Chaves/Take Me Back To Piaui