ブエナ・ヴィスタ・ソシアルクラブに、そのメンバーのマヌエル・ガルバンとの共作、マンボ・シンスエンド、、ライ・クーダーの数ある作品の中でも最重要作の一つに数えられる2005年リリースのChavez Ravine。が、なんと発売から14年の時を経て2枚組のアナログ化!!発売当時、CD を何度リピートしたか、レコードバックの中に常に忍ばせていた大好きなアルバム。1950年代まであったロサンゼルスのメキシコ系アメリカ人が多く居住する地区、Chavez Ravine。この場所にドジャース・スタジアムを建設するため、市は強制的に人々を立ち退かせたという。本作はこのChavez Ravine へのオマージュ。My Name Is Buddy、I, Flathead へと続くカリフォルニア3部作の第1作目でもある。チカーノ・ミュージックの父、Lalo Guerrero をゲストに招き、名曲、Los Chucos Suaves をカヴァー。こちらもチカーノ・ミュージックを語る上で切り離せないバンド、Thee Midniters のLittle Willie G、アコーディオン奏者のFlaco Jimenez、Los Lobos のDavid Hidalgo といったライ・クーダーにしか招集できない豪華すぎるゲスト人が参加。当地区に根付いていた音楽をそのままなぞるだけでなく、現代のサウンドとして昇華させつつも、当時の景色が目に浮かぶようなヴィンテージを消さないと言うサウンド・マジック。これこそ最重要作と言わしめる所以。多くの音楽好きを魅了した傑作のLP 化。これを朗報と呼ばずに何を呼ぶ。装丁も素晴らしい!値段は張りますがそれだけの仕事はしてます。これは間違い無く一生もの。
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