スタジオ・ワンからもリリースしたジャマイカ系英国人、Alpheus。彼が2011年にリリースしたのが本作。現在の活動の指針となったと言えるアルバムで、ジャマイカのヴィンテージ・サウンド、スカ、ロックステディに挑戦した最初のアルバム。クラシック・リディムを引用したバージョンと新鮮なオリジナル・リディムの全16曲で構成。これ、当時のジャマイカの音源と言われても驚かないほどのクオリティと熟成度。とは言え、随所に「今」の息吹も感じさせてくれる素晴らしいサウンドはスペインの敏腕プロデューサー、Roberto Sanchez がプロデュース。彼のソウルフルで美しく力強い歌声との相性もバッチリ。この作品の後、マドリッドのレーベル、Liquidator からこのタッグで現状、3枚のアルバムをリリース。世が待ち焦がれた黄金コンビの誕生の瞬間を収めた記念すべき一枚でもあるというわけ。ヴィンテージ・サウンドが注目される昨今では決して珍しい内容ではないかもしれないが、これがリリースされたのは2011年。早かったよなぁ。名作です。
Side A
Side B
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