80年代初期にブリストルに存在したバンド、Mouth。Pop Group の系譜を感じさせ、Pig Bag やRip Rig & Panic にMaximum Joy らと同じ匂いのする彼ら。元々、ブリストル・サウンドが好きな私としては前述のバンドらは知っていたがこのバンドの存在は知らなかった。メンバーにはWild Bunch にも参加、ビョークやマドンナらをプロデュースしたネリー・フーパーも在籍していたとか。そんなレアーなバンドが残した僅かな音源をまとめた編集盤LP がこちら。ジャズ、ロック、ダブ、レゲエ、パンク。そしてフェイクなトロピカル感と言うか。改めてトロピカル音楽を好きになったのってこういう音楽の影響なんだなと認識。Pig Bag とかモロだもん。ノリと勢い重視でぐちゃぐちゃな感じに脳みそ洗濯されるよな爽快感。気持ちイイぜ。NY のESG にLiquid Liquid 、On-U サウンドとも繋がる世界観。ね、わかるでしょ!?こういうスリリングなサウンド、パンクの時代からニュー・ウェイブの時代の移行期のヒリヒリした空気感にゾクゾクが止まらない。革新的であり実験性に富み、エネルギッシュ。そんな音楽は今の時代に最も必要なのかもしれない。素晴らしい復刻に大感謝。
Side A
SIde B
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