ヴェネズエラのバンド、The Pets が1967年にリリースした唯一のアルバムがスペインはマドリッドのMunster Records から再発。本作は60年代のヴェネズエラで最上級なオブスキュアな一枚とも言われておりとか。聴き進めていただければ誰もが驚きを隠せないはず。なんとA6 はDoors にA3 はRolling Stones、B3 はThe Beatles らのカヴァー。特にA3 のJamping Jack Flash の感電注意なビリビリカヴァーは好み。ヴェネズエラでNueva Ola (=New Wave) と呼ばれた欧米のロックを中南米の訛りをガンガンに効かせて調理されたそれらは資料的な価値としても高いはず。もちろんカヴァーだけでなく南米産最高峰のガレージロックと呼び声高いオリジナル曲、A4 も素晴らしい！ガレージからバラード、ボレロ的なものまでアルバムのストーリーもなかなかのもの。これが全く評価されずに埋もれていたって、、、リリースから60年近くの熟成を経て今こそ日の目をみるべき一枚ではないでしょうか。

Lado A

• 01.No Lo Hagas Tan Dificil
• 02.Si Te Hablaran de Mi
• 03.Este es el Fin
• 04.El Entierro de un Hombre Rico que Murio de Hambre
• 05.Algo que es Amor
• 06.Hello I Love You

Lado B

• 01.Si Tu Quisieras
• 02.Una Como Ella
• 03.Revolucion
• 04.Toma la Guitarra
• 05.La Pobreza
• 06.En el Verano