17世紀に生まれたというグアドループの大衆音楽Gwo Ka。その電子化に挑戦するという実に興味深いグループがこちら、Les Freres Timal。パーカッション担当のジャン＝マルク・フェルディナンドと、キーボード／エレクトロニック担当のシプリアン・ステックの二人が中心となり活動。本作で彼らはグァドループの先達たちに敬意を表し、当地に息づく７つのリズムをエレクトロニックと融合させたサウンドを披露しているという。太鼓の土着的で原始的なリズムと歌。所謂、Gwo Ka の特性をセンスよく抽出しエレクトロサウンドとバランスよく融合。これが実にいいバランス感覚。テクノやデンボウを取り入れ、アンダーグラウンドな良い匂いがプンプンしている。曲の展開も面白い。実に斬新で刺激的なアプローチに音楽好奇心は擽られまくり。Gwo Ka の遺伝子を受け継ぐ電子ダンスミュージックはその明日を提示する。挑戦的で挑発的な内容にビンビンに惹かれた！次作にも今から期待しちゃうよ。
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