エクアドルはキチュア族のコミュニティに生まれたメンバーにより2010年に結成されたグループ、Humazamas のアルバム。ルーツへの回帰というコンセプトのもと当初ティーンエイジャーだった12人のメンバーらがキチュアの集落の音と儀式の踊りを救い出そうと決意。先祖伝来の技を、土着の音楽と現代的な構造の融合を探求しエクアドルの先祖代々の民族や民族の芸術が未来の世代にも受け継がれることを提唱。その10年以上にわたる祖先の知識への回帰と探求と関心を経てリリースされたのが本作。人類、自然、そして神々の世界の関係性について歌ったという12曲は、チュライやサルイ、バンブーコ、ダンザンテ、ユンボ、カピシュカと言った様ざまな伝統のリズムが使われているとか。祝祭的なリズムに祝祭的な高音の歌声で歌われるアンデスに住む人々に根付く大衆伝統音楽の美しさと力強さは心を打つことだろう。本作から零れ落ちそうなほどの瑞々しいエネルギーに溢れた楽曲はきっと明日を生きる糧なるはず。伝統と革新が融合するアルバムはどこをどう切っても素晴らしい。マスタリングは、レペゼンエクアドル、Nicola Cruz。最高布陣。
Lado A
Lado B
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