愛するが故のマニアぶり。これまたニッチな作品を続々と世の音楽中毒者に送り出す「AWESOME TAPES FROM AFRICA」の第8弾はなんと1994年の発売当時、25万枚のセールスを記録したというビッグ・ヒット作。こちらからしたら当時のその情報なんて届いている訳が無いと思うが、南アフリカ周辺では知らない人はいない名作でしょう、きっと。シンガーとダンサーの顔を持つペニー・ペニーのデビュー作。当時の英国色を強く感じるハウス・ミュージックに影響を受けつつも南アフリカを感じさせるフレーズが至る所に鏤められた、いわゆるアフリカン・ディスコ。実はこれ、数年前に英国のオネスト・ジョンが紹介してくれた南アフリカの高速ダンス・ミュージック「シャンガーン」のルーツだとか。「ツォンガ・ディスコ」と呼ばれペニー・ペニーはその第一人者だとか。同じく南アフリカの「クワイト」にも似たそれはまさにクラブ仕様な音作りで古さと新鮮さが同居している。どうしても僕なんかは暗闇にミラーボールが光り、サウンドシステムを映し出す光景が目に浮かんでならないのだ。好き者には堪らない、うん、どこかをクスグル絶妙な感じ、是非ともお試し頂きたい。癖になりますよ。
Side A
Side B
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