皮肉たっぷりで痛烈な社会批判の姿勢を貫くアルジェリア系フランス人、アシュカ&サルタンバンクスの3作目最新作。アルジェリア大衆音楽のシャアビの音楽性をベイスにレゲエやロックといったフィールドに落とし込み表現。そのサウンドはフランスのレベル・ミュージック・シーンを90年代から牽引するゼブダやマヌ・チャオの「クランデスティーノ」のカヴァーが話題となった、EL GAFLAに近いかな。福島を舞台に作られたラスト15曲目は、日本人として考えさせられる物がある。童話のようなファンタジーな空気感をまとった風で、実は強烈。胸が熱くなるロマンチックな一枚。
» 商品の取り置きは3週間まで/返品・についてはこちら