その激しすぎる言動で「戦い」を促すのではなく「調和」を訴え志向する、コート・ディボワールの英雄、アフリカン・レゲエの旗手、ティケン・ジャー・ファコリーの最新作。2014年のリリースに続き、短いスパンでのリリースからは収まることない制作意欲と、メッセンジャーとしての意識の高さを感じずにはいられない。今作では、ケン・ブースにUロイ、マックス・ロメオといったジャマイカン・レジェンドを迎え、ボブやピーター・トッシュにジュニア・マーヴィンらの名曲をカヴァー。レゲエの顔、時代を築いてきた先人達と新たな息吹を吹き込んだ11曲からは「汎アフリカ」の強い思想を感じさす。キングストンとアフリカを繋ぐ本作はティケン・ジャー・ファコリーにしか出来ない説得力がある。
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