アメリカはアリゾナ州トゥーサン在住のマルチ・インストゥルメンタル・プレイヤー、セルヒオ・メンドーサが中心となり結成されたバンド、セルヒオ・メンドーサ・イ・ラ・オルケスタの欧州盤デビュー作。同郷のバンド、キャレキシコを彷彿させるこの感じはそれもそのはず、その鍵盤奏者としてもセルヒオ・メンドーサは活動。その他メンバーも、その中心人物であるジョン・バーンズにジョン・コンヴァーティノが参加。と、言うことはこのバンド、キャレキシコのラテン・マンボ・サイドと言うことか!?ペレス・プラードの影響を受けつつもそれを独自解釈、進化させたサウンドは似非マンボとでも言うべきもの。この似非感が実に素晴らしい。ラウンジ・リザーズのギタリストとして知られるマーク・リボーが90年代にリリースした名作「偽キューバ楽団」のようなあの感じ、かな!?中々出せない計算された嘘くささ。マンボに始まりランチェーラ、メレンゲなどを自由に他に類を見ないラテン・サウンドへ昇華させた、所謂、確信犯。ニセモノ、でもホンモノ、こりゃ堪らんね。
Side A
Side B
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