再入荷!90年代の半ばから後半、スペインはバルセロナから産まれる音楽が世界で注目された。移民達が持ち込む様々なルーツ・カルチャーが多彩に結びつき、今までに無い感覚のフュージョンを産み出し、出てくる音楽は常に新鮮で刺激的。そのフュージョンが始まった頃、誕生間もないシーンの先頭に経っていたのがマヌ・チャオやドゥスミンゲト、そして彼女達。現在はソロ・シンガーとして活躍するアンパロ・サンチェス率いるアンパラノイアだ。2006年にスタジオ・アルバムとしては最後の作品をリリース。2008年にbyebye tour を行い活動を休止。あれから9年、アンパラノイアが帰ってきた!!セルフ・カヴァー・アルバムとなる本作と共に!!ただのセルフ・カヴァーの訳が無い、彼女達がやるんだもの。その内容を知った時から聴くのが楽しみで仕方なかった。そして、今、耳にしてその期待は裏切られた。もちろん良い意味でね。前述のマヌ、ドゥスミンゲトだったジョアン・ガリーガ。今のバルセロナの先頭に立つ、ラ・ペガティーナ。バスクからはエスネ・ベルサにフェルミン・ムグルサ。フェルミンのカヴァーは想像を越えたコンセプトでこれが一番やられた。まさかニュー・オリンズで来るとは、、流石の一言。そして親友の歌姫、ミミ・マウラに彼の夫、ロス・ファブロソス・カディラクスのセルヒオ・ロットマン。アメリカからは近年活動を共にするキャレキシコ。これはアンパラノイアにしか出来ない作品だ。あの頃のバルセロナの空気を内包しながら今を生きている音。年表は止まっていなかった!次は、オリジナル曲を収録した新作を届けてくれることを願い、まずはすり切れるまでこの作品を楽しませてもらおう。
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