ギニア湾に浮かぶ島国、サントメ・プリンシペの歌手、Pedro Lima。「A voz do povo de Sao Tome =サントメの声」とまで称される歌い手で、残念ながら2019年に他界。元大統領が費用を持ち、この島で最大規模の葬儀が行われたと言う。言わば国民的歌手。本作はそんな彼が1985年にリリースしたアルバムのストレイト・リィシュー。10代の頃からキャリアをスタートさせ、最後まで国内の至る所で活動。同ポルトガル語圏のアンゴラでも高い人気を誇ったとか。確かに、アンゴラのメレンゲ風味も感じさせる。アフロルンバ、スークースの影響を強く受けた、多幸感溢れるサウンドに心は次第に暖まって行く。10分近い長尺な曲の並びはアフリカならでは。しかしながら飽きさせずに聴かせるバック・ミュージシャンの絶妙なテクニック、アレンジそしてコーラスワークは流石。エネルギッシュなグルーヴに持ってかれること必至。美しくそしてハッピーな音楽。素敵だ。
Side A
Side B
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