コロナ禍に見舞われ分断されたミュージシャン達をJohn Roy が中心になり、オンラインで繋げた一枚。フェスやライブは軒並み中止。行き場を失ったミュージシャンたちがオンライン上で集結。水を得た魚のように演奏を楽しんでいるのが伝わる録音の熱量。Lado A ではLaurel Aitken がリリースしたスペイン語のアルバム、En Espanol に収録されていたMi Vida Sin Tu Amor をカヴァー。スカ・ヴァージョンをロックステディなテイストに衣替えし、更にラテンなエッセンスをより盛り込んだクンビア風でボレロのような気持ちよさも兼ね備えた無敵なロックステディは近年の気分。これは良い！！そしてLado B ではSpencer Davis Group のI'm A Man をダーティ・レゲエなアレンジでカヴァー。この音の荒さ。血が騒ぐね。気持ちいばかりじゃ物足りない。こういう激しい奴もちょうだいちょうだい。と、ダブルサイダーな内容に大満足。スペイン、レゲエ・シーンの要、Liquidator Music はしくじらない。

Lado A

• 01.Mi Vida Sin Tu Amor

Lado B

• 02I'm a Man