コロナ禍直後くらいからフランケンの花嫁HI-DE さんがヤバいヤバいと騒ぎ出し、藤井悟さんがDJ でプレイし始めていたコンゴのアフロ・パンク、Fulu Miziki。2021年に6曲入りのフィジカル・デビュー作となる12インチを発売。そして待望のアルバムが2022年10月21日(当店10周年記念日笑 なんか嬉しい)、遂に発売。しかもリリースはウガンダのNyege Nyege Tapes からってもう最高。エグい現行アフリカ音楽の最前線を紹介するこのレーベルからっていうのが納得にして胸熱。正直、ここ最近のこのレーベル諸作は僕にはエグ過ぎてまだ分からなかったのですが、これはジャケからもういい匂いしかしてこなくて。で、聴いたらもうヤバ過ぎ。で、クレジットをよーく見たらFulu Miziki って。焦って仕入れたよ笑 Fulu Miziki は2003年にPisko Crane を中心にキンシャサのスラム街で産まれた。その後、パフォーマンス・アーティスト、彫刻家、ファッション・デザイナーであるLady Aisha が加わり本作の形態となる。彼らが奏でる楽器、纏う衣装にマスクはすべて廃材からできている。これは出身地など関係なく誰もが楽器を手にできるべきだという哲学と、何かの記事で見たが最終的にはすべてゴミになるという観点から、無駄を無くし自然への敬意、自然からの贈り物への賛美、そして環境主義による自然保護という、現代を生きる上で大切なエコな思想から。Fulu Miziki という名前もゴミからの音楽ということらしい。コンゴのスークースに人力テクノからパンクなどのエッセンスが激しく入り乱れたサウンドはモダンでありカオス。なんて生々しくて美しいんだ!Konono No.1、Stuff Benda Bilili の直系。何年かに一度出てくるコンゴの突然変異もの。70年代に産まれたパンクという音楽、カルチャーはここまで進化している!
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