作曲家、プロデューサー、そしてShika Shika のレーベルオーナーであるBarrio Lindo が2022年にリリースしたアルバムが入荷。エレクトリックフォルクローレのシーンを牽引する彼に2019年の日本ツアー中に降りた啓示に従いこれまでの印象をガラリと覆すバンドセットで2020年、世界が止まったコロナ期に制作。友人のミュージシャンたちをアルゼンチンのスタジオに招きスタートしたセッションは楽しむだけのために音楽をやっていたあの頃に戻る感覚だったとか。カリンバ、バイオリン、シンセサイザー、ピアノ、トランペット、チャランゴ。様々な楽器を交えジャズ、オーケストラ、エレクトロニカなどの音楽性を注ぎ込んだバンドサウンドを展開。その根底には彼の血に流れるアルゼンチンのフォルクローレが。実験性を前面に丁寧に作り込まれたゆっくりとした時間が流れる音楽に心は落ち着く。思い浮かんだのは「浄化」という言葉。あの時期の世の中の空気感もきっとここには反映されているのだろう。本能に従ったバリオ・リンドという音楽に狂気をも感じた。鳥肌立つよ。素晴らしいストーリーに目頭に熱いものも感じた。
Lado A
Lado B
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