Skacubano にNatty Congeroo & The Flames Rhythms などで知られるNatty Bo のスカバンド、The Top Cats。また2Tone バンド、The Bodysnatchers のヴォーカル、Rhoda Dakar のバックでギターを担当するLenny Bignell。彼が率いるThe Juks の2020年作のアルバムが入荷。このバンドではギターだけでなくベイス、キイボード、パーカッションも担当。彼のソロプロジェクトと言っていいんじゃないでしょうか。ジャズから強い影響を受け、サイケデリックでエキゾチックで涼しげなロックステディ／レゲエ／ダブを創造。ハーマン・チン・ロイを彷彿させるエキゾオリエンタルレゲエ。かと思えばジャッキー・ミットーを彷彿させるブリージンサイケダブ。え？まさかパチーマン？？なんてトロピカルもあれば、美しいメロディと演奏のレゲエ。8曲目、僕はこの曲でやられました。曲が進むに連れ増幅していく多幸感に視界は滲み胸は締め付けられていく。この曲はすごいぞ、このアルバムすごいぞ。決して派手ではないけれどこの一枚から感じる挑戦にクリエイティビティは感動レベル。そして拘りも。出会えてよかった。心からそう思う傑作と呼ぶにふさわしい一枚。

• 01.Rolling On
• 02.Way Back
• 03.Gerry Baldy
• 04.Sonny's Jab
• 05.Blood Orange
• 06.Grinnin' In Your Face
• 07.Where Could I Go But To You?
• 08.When I woke...(I was Still In South London)
• 09.Running By The River Pool
• 10.Dog-Headed Man