ブラジルはリオのファヴェーラで1980年代に生まれたゲットー・ミュージック、バイレ・ファンキ。Major Lazer の活動で知られるプロデューサー／DJ のDiplo がM.I.A をプロデュースした曲で取り入れたことなどがきっかけで2000年代の初頭に世界各地で火がついた。本作はその進化系、ネオ・ファンキをまとめたコンピレーションアルバム。リリースは2013年で長らく廃盤状態だったがMr Bongo が遂に再プレス。選曲はブラジルのFank Na Caixa とロンドンのSean Casey aka Bumps が担当。バイレ・ファンキをベイスにEDM やトラップなどの欧州発祥の電子音楽をミックス。またはその逆、EDM やトラップにバイレ・ファンキの要素をミックスした下世話なブリブリ＆バキバキのダンスミュージックをセレクト。またブラジル人以外のプロデューサーの曲を収録している点も興味深い。このジャンルの広がりを表している出来事といえよう。近年、そのなんでもありのぶっ飛んだ面白さ、パーティミュージックとしての可能性に多くのDJ が再評価。この入荷は私的にはバッチリなタイミング。デジタル音源での流通の業界だけにこのフィジカルリリースは貴重な資料とも言えるでしょう。資料価値もあってもちろん、即戦力のビッグボム。ゲットせずにはいられない一枚じゃないですか？？
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