コンゴ共和国、そしてコンゴ民主共和国の1950年代から60年代の豊かすぎる音楽文化を興味深い切り口と丁寧な解説、そして拘りのアートワークで紹介してくれるベルギーの信頼できるレーベル、Planet Illunga から2020年にリリースされたアフロ・ボレロ集。ボレロとはキューバ発祥のラテンのバラードのこと。ルンバとともにコンゴにも届き大流行。本作ではコンゴ音楽の王様、フランコが率いたO.K. Jazz による愛の喜びと痛みを歌ったボレロを2枚組24曲収録。古いものから新しいものへ。時系列に沿った並びはその進化の変遷も楽しめる。僕の好みはFace B 後半からC あたりかな。今までにない「ボレロのみ」という切り口もまた面白い。そしてセンスを感じる。コンゴの訛りとラテンの味わいの融合は、筆舌し難い美しさで終始目を細め、明日を見つめてしまうほど。茶色い酒プリーズ。歌、そしてギターにサックスに打楽器に、それぞれの楽器の「タメ」と「間」がこれでもかという味わい深さ。甘美、耽美、センティミエント。様々な情感が入り乱れグサグサと胸に突き刺さる。多分、一生飽きることなく針を落とし続けれる位濃厚な内容。そして毎回、その度に発見もあるはず。アフロ・ボレロを胸焼けするまで楽しめるレコードという記録。「酔いしれる」という言葉がぴったりだ。
Face A
Face B
Face C
Face D
» 商品の取り置きは3週間まで/返品・についてはこちら