マリはバマコ発、ローカル・ストリート・ミュージック・カルチャー、Balani Show。バラフォンにトーキング・ドラム＝タマ、といった西アフリカに伝わる楽器とエレクトリック・ミュージックを融合させたトラックをサウンド・システムでプレイ。北米のレーベル、Sahel Sounds から2014年にコンピレーション・アルバムがリリースされているので、その存在を知る人も少なくないことでしょう。そのシーンで夜な夜な活躍する２人、MC Waraba とMeleke Tchatcho のユニットによる2枚目のアルバムが入荷。前作は前述のSahel Sounds から2015年にデジタル配信でリリース。キレのあるエネルギッシュなラップが、生音とエレクトリック・サウンドが非常に良いバランスで絡み合った有機的なサウンドと相俟り、すんなりと細胞に入ってくる。そしてシンプルな作りが更にそれを促す。とは言え、アフリカン・ミュージックならではの通が好む部分ももちろん。深化に細分化を続けるダンス・ミュージックの一端。最新のカルチャーを追うならばこれはマストな一枚。
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