再々入荷!バスク・カントリーの英雄、フェルミン・ムグルサ。彼がKortatu 解散後、90年代に率いていたバンド、Negu Gorriak。そのラスト・アルバムが25年の時を経て、なんとヴァイナル化。オリジナル・リリースは1996年。当時はCD リリースのみだったのでヴァイナル・リリースは今回が初。これを待望と言わず何を言う。本作ではバンドが影響を受けたアーティスト、バンドの楽曲を彼らのスタイルでカヴァー。そのラインナップは、Otis Redding、The Who、Macka B、Minor Threat,、Bob Marley、Public Enemy、The Clash、Dead Kennedys、Linton Kwesi Johnson にN.W.A と言った錚々たる面子。レゲエ、スカ、ヒップホップ、、、パンクのスピリットを胸に様々な音楽性を飲み込んだバンドらしさが実に現れている。そしてそれぞれただその曲らをなぞるだけでないカヴァーのアレンジに愛を感じてならない。所謂、モンスター・アルバムは今聴いても尖りまくりで刺激に満ちているわけ。本作の2年前にリリースされたマノ・ネグラのラスト・アルバム「Casa babylon」と同等の重要作であり、内容としても決して劣ることない大傑作と言っても過言ではないはず。このリリースをもってバンドは解散しフェルミンはソロ活動へとシフトを移し、Brigadistak Sound System にDub Manifesto と言った名作を生み出していくことになる。バスク・ロック、いやパンク、いやいやレベル・ミュージック史に残る大名作。その手で針を落とし、楽しんでください。
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