これマジで凄いです。新しい「何か」に触れた瞬間のあの喜びがここにあります。僕は初めて聴いた瞬間、明後日までぶっ飛ばされました。その初聴の話はまた後で。2018年にリリースされたデビュー作で東アフリカのラップ・シーンを覆す存在となったと言われるラッパー、Ecko Bazz の最新作LP。グライム、ダンスホール、USヒップホップの要素をブレンドした彼のスタイルで暴力、宗教、薬物乱用、またはウガンダのスラム街の貧困を探求した政治的なリリックをねじ込む。単純にヒップホップやグライムと括り切れないカテゴライズ不能な多彩すぎるトラック群はDebmaster、ケニアのSlikback、ベルリン在住の日本人!ビートメーカーDJ Die Soon、DJ Scotch Rolex らが制作。冷静な真実と過敏な叫びを交互に繰り出される躍動感に溢れるパフォーマンスはグサグサと突きささりまくり。何じゃこりゃの連続。目から鱗とはこのこと。ポジティブで力強く、レベルなエネルギーに満ちたこの内容はたくさんの人を惹きつける魅力に溢れている。ギラギラと燃え盛る熱量にある種のカリスマを見る。 で、これを初めて聴いた時の話。日本最高峰のエンジニア、内田直之氏の活動30周年のイベントでタートル・アイランドとGezan の間、DJ のBing さんのプレイが凄過ぎて(個人的2022ナンバーワンです)。体が勝手に動き出す、踊り出してしまう「あの」感覚はいつ以来だろう。と、狂ったようにステップを踏んでいたら、一際やばい曲が!なんだこれは。Nyege Nyege っぽいぞ、と思いすぐさまShazam。便利な世の中だ、と思った直後にはiPhone の画面にこのジャケットが。やはり!こんなのリリースするのはNyege Nyege 関連だよね!間違ってなかった僕の感覚、なんて話はどうでもよくて。いや、もうパンクとオルタナを繋いでしまう全方位対応型の音、いや、DJ プレイなのか。とにかく凄い体験。で、あのトラウマを皆んなにもと即、仕入れさせてもらったわけです。ガッチリ飛ばされてください。アフリカの最前線のエレクトリック・ダンス・ミュージックはラップはここまでいってますよ。
Side A
» 商品の取り置きは3週間まで/返品・についてはこちら