バスク・カントリーの英雄、Fermin Muguruza が制作し2022年に公開されたたアニメイション映画「Black Is Beltza 2 Ainhoa」。その主人公、Ainhoa が楽曲をリリースした、というストーリーで仕立てられたのが本作。多岐の分野で活躍するFermin Mugurza の元に4組が集結し強烈な楽曲を制作。トップバッターはなんと！メキシコはモンテレイの混血バンド、El Gran Silencio。モンテレイ・スタイルのクンビアとパンクを融合。彼らの18番というスタイルをFermin とともにアップデイト。続いて同郷バスク・カントリーのミュージシャン、Joseba Irazoki によるKortatu の名曲、Sarri, Sarri をエレクトリックに調理。盤を裏返せばLa Basu とWoyza 、TESA。バスク・カントリー、ガリシア、ヴァレンシアの3人の女性ラッパーによる楽曲。そしてトリは2019年に亡くなった実弟、Inigo とFermin のセルフリメイク曲。共に活動していたバンド、Negu Gorriak の楽曲をヒップホップのビートに乗せ再構築。装い新たにした楽曲で再会する二人に胸が熱くなる。映画、コミック、ドキュメントだけじゃやない。やはり彼の音楽は生々しくて常に「今」を意識しながら発信している。だから追い続けるんだよね。
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