カリフォルニアを拠点に活動するシンガーソングライターでプロデューサーのPale Jay が2021年にリリースしたデビュー作にして傑作。初めて聴いた時に感じた、そのあまりの美しさに覚えた胸の苦しさが今でも忘れられない。残念なことにその時は既に完売。そして昨年、Colemine Records 傘下のKarma Chief Records からのアルバムリリースのタイミングで（なんでしょうか？！）再発！待ったました！と、待望の入荷に漕ぎ着けたわけです。ダニー・ハサウェイらの影響を受けたソウルフルなファルセットヴォイス。J Dilla らの影響を受けたというトラック。見事、70年代のソウルとヒップホップを繋ぎ、新しいソウル・ミュージックを創造。この世のものとは思えない美しさと高貴さは琴線に触れ、涙腺を緩める。赤いマスク、白いタートルネックと桜。なんだか親近感を覚えるジャケも素敵。永遠に聴き続けられる名作、と言ってもそれはけして言い過ぎじゃないって。針を落とせば分かるから。
Side A
Side B
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