ニューヨークはブルックリンで産まれ現在はニューオリンズを拠点に活動するプロデューサー、Gitkin が昨年リリースした7インチが入荷。世界各地の音楽を自身のフィルターを通しきちんと消化した上で発信する楽曲のクオリティは非常に高く、一聴で彼とわかる曲にはオリジナリティにも溢れている。それもそのはず。どうやらグラミー賞にノミネイトされた経験もあるとか。僕が彼の存在を知ったのは毎年夏のお楽しみ、Side.C Classics のNoolio くんのDJ で。恐らくペルーのサイケクンビアにインスパイアされながらもそこにはない独特の乾いた音が印象的で、それから僕は彼のファンになりました。話を戻そう。本作ではイギリスのバンド、Human League が1982年にリリースしたDon't Want Me Baby をまさかのインストクンビアにアレンジ。アコーディオンとギターの掛け合いを前に出すこのアレンジにGitkin ならではな個性とユーモアを感じる。原曲のメロディの良さがさらに引き立つナイスなカヴァー。シンセポップをクンビアにしちゃうってかなり大胆で面白い。そしてLado B ではペルーのバンド、Grupo Celeste の曲をカヴァー。原曲に忠実ながら灰汁は程よく抜きモダンロッキンな解釈で再生産。チーチャのギターとはまた違うGitkin による乾いたギターに間違いなく高揚していくことでしょう。両曲ともに原曲と比べても遜色ないグレイトカヴァー。やはりこの人すごい才能。僕は大好きだな。
Lado A
Lado B
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