フレンテ・クンビエロが前作に続き日本盤のアルバムを発売する。リリース元はここしかない、オクラ印だ！コロンビアで生まれたクンビアという音楽を誰よりも深く掘り下げ、その本質に触れアップデイト。その首謀者にして確信犯のマリオ・ガレアーノが率いるフレンテ・クンビエロ。最新作となる本作では、もはや括り切れないほどに枝分かれして進化するクンビアの多様な系譜をこの一枚に表現。インテリジェンスもあればフィエスタパーティ。アヴァンギャルドもあればエクスペルメンタルもある。さらにストリートの匂いもする。こんなことをやれるのは世界広しといえど、このバンドしかいないはず。豊富な知識と愛、そして経験に裏打ちされた高い演奏力が可能にするアレンジ、展開はまるでジェットコースター。生でライブを見ているかのようにドキドキする。録音はコロンビア、アルゼンチンそしてメキシコのモンテレイの3カ所で行われ、モンテレイではレコードのピッチを落とすスタイル「レバハダ」の創始者、ソニド・デュエネスさんが参加（B2収録）。これは胸熱なトピックだ。一貫して攻めの姿勢を崩さない彼らのクリエイティヴィティが脳を刺激する。彼らのクンビアには他にはない説得力がある。あらためて信頼を覚えた。間違いない。僕の大好きなドラマー、ロンペラージョのペドロのドラミングは相変わらず最高だよ！
Lado A
Lado B
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