南アフリカはテンビサ。タウンシップのストリート生まれのグループ、Moskito のデビュー・アルバムが20年以上の時を経てアナログ盤でワールドリリース、という美しい話。知られざる世界標準のアフリカ音楽の普及に尽力する、Awesome Tapes From Africa より。オリジナルリリースは2001年。元々はパンツーラのグループとして注目を集めたが当時、南アフリカを席巻していたのはクワイト。徐々にシフトをそちらに移していった。結成当初は2台のカセットデッキを使い、一方でトラックを流しもう一方で録音するという最もプリミティブな手法で製作を開始。何たる創造性と見習うべき意欲。そのデモがレーベルに伝わりこのアルバムのリリースへ。本作は国内で2万枚以上のセールスを記録し人気は周辺国まで広がる。90年代のハウスミュージックにアフリカ訛り。だが彼らは現地の音楽、トレンドだけでなくスヌープにドレー、2パック、ネリーといった欧米のヒップホップにR&B の要素も貪欲に吸収。持ち前の創造力を存分に発揮しモダンでオリジナルなクワイトを発明。それは今のダンスフロアに響かせてもなんら遜色ない品質。寧ろこの個性が今、ではないでしょうか。やはりこのレーベルの目利きはホンモノ。素晴らしい仕事。
Lado A
Side B
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