90年代後半から2000年代初頭にかけ、NY をベイスに活動していたロックラティーノ・バンド、キング・チャンゴ。彼らが2000年にリリースした2nd アルバムにしてラスト・アルバムが入荷。Kokolo Afrobeat Archestra のレイ・ルーゴ、セルソ・ピーナとの共演で知られる故Blanquito Man、そしてアンティバラスのメンバーでDaptone Records の初期作に関係していたマイク・ワグナーといった蒼々たる面子が名を連ねるスーパー・バンド。メキシコのルチャ・レスラーをタイトルにしたトリビュート作。前作以上のスケールを感じさせる音楽性の広がり。勢い、ノリだけでなく音楽性のまとまりに確かな成長を感じさせる。とは言え、ただ小さくまとまった訳ではないと言うのは聴けば分かること。この音楽的受け皿の大きさ、何でも飲み込み消化して血と肉にしてしまう胃腸の強さと言うか。大衆的であり革新的。覚醒を魅せたロックラティーノ史に残る名作と言っても過言ではないでしょう。この何でも来い具合に痺れたな。逞しい!!
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