イタリア生まれで現在は英国を拠点に活動するピアニストでテルミン奏者にして作曲家のGaudi が4年の歳月をかけ凄いアルバムを作った。JAZZ MEETS DUB。ジャズの即興性とダブの幻想的で重厚なグルーブを見事に融合させた。まずは参加メンバーから。これからまずヤバイんだ。Sly & Robbie にErnest Ranglin のジャメイカンパイオニア。Steel Pulse のDavid Hinds にJah Wobble と言う英国レゲエ勢。そして当店ホットトピック、Manu Chao Radio Bemba のトランペッター、Roy Paci。同じイタリア人同士、過去に共演作をリリース。自然なんだろうけど繋がっていたのがとても嬉しくて。ついでにもう一つ。レジェンド、Don Letts ともGaudi は共作をリリース。なるほど、根っこにパンクを感じるわけだ。話を本作に。レゲエとジャズ演奏のマッチングの相性の良さは高貴で崇高。現代のアンビエント的な耳でも楽しめるだろう。ダブ特有の音の深さは美しく透明で体の芯まで染み渡り、遠い彼方まで音は行き渡り、心地よい空間が広がっていく。肩がこるわけでもないカジュアルさ。静かに心は踊る。ジャズがスカの誕生大きな影響を与えてそこからロックステディ、レゲエ、ダブが生まれてそして今またジャズと繋がる。グルリ一周。2025年の暮れに出会った最高の一枚。
Side A
Side B
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