スイスはジュネーブを拠点に活動するフィメールトリオ、Alice のアルバム。最長3分ほど、最短30秒以内の曲を全22曲収録した本作は、古着屋で見つけたというシンセサイザーと3人の可愛らしいハーモニーが魅力な歌で切れ目なく展開。そのストーリーは彼女たちが一年間の間に経験したことを元に歌っているとかで、例えば、期待外れのパーティに巻き込まれる話やオープンカーで疾走しながら楽しんでいるふりをしている人の話など笑 ユーモアとその表現力の豊かさに引き込まれていく。フランス、オクシタニアのフォークソングの影が見えつつもそれをひっくり返す独創性。胸がギューっとなるエモーショナル。聴いていて大好きなMaritina Topley Bird / Some Place Simple にコロンビアのサイケ・フォーク・グループのLas Malas Amistades と同じ感覚を覚える。あ！マヌのClandestino も。美しく崇高なアルバムは時間の流れも忘れさせてくれる。日常の日々で溜まった垢も流してくれる浄化作用も。シンプルイズザベスト！空気のような、水のようなアルバム。
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Face B
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